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トゥシューズ恐怖症
現在トゥシューズ恐怖症真っ只中である。
バレエ教室では先生がポワントと呼ぶ。こちらではトゥシューズと記載するほうが親しみが持てるのでは、と自負。

頭が硬いのトラックバックになるが、ワタシは結婚して住環境がガラッと変わりアタマの硬い奥サマで。独りモノのときは周囲があきれるほど、お稽古へ通った。何よりもお教室の大先生が母のいないワタシをたいそう可愛がってくださったからだ。
ガキのころ、大先生の指導を受けていて、亡き母が大先生のお世話になっていたから、成人してワタシの母が天国の住人だと話したときに、誠心誠意、女性の先輩としてバレエだけでなく精神面での指導をしてくださった。おかげで今のワタシがあると思う。

大先生のおかげと感謝。

本来なら結婚しても大先生のところでバレエを習いたい。ただ移動手段として片道2時間半はくだらない。流石に疲弊してしまう。当地はというとバレエ教室がイヌも歩けばバレエ教室というお土地柄で、バス停の感覚で点在する。なので、現在近所のスタジオでお世話になることに決めた。

ただし、ワタシは甘えてるだろう。大先生は30年以上片道2時間半お教室指導のため住居とお教室の往復をされている。脱帽。

点在するお教室のなかで、決定打は、高木糸子さんクリソツだったから。顔立ち・表情・立ち居振る舞い・謙虚・フランク、驚いた。糸子さんは現在東京シティバレエ団ソリスト。ワタシからみると、ガキのころは私が上級生、現在はワタシの元教師。大先生からすると糸子さんもワタシも同じ門下生になる。
糸子さんとクリソツなら!というヒラメキで決めた。飛び込んだ。

でも、独りモノ→奥サマの間に1年間バレエをお稽古しなかった。洒落にならないほどブルーになって、何も手につかず状態でもあった。トゥシューズを履かないお稽古に限れば2年になる。その間、体はサビだらけの状態で、モトモト硬い体は股割りに戻るまで約3ヶ月かかり、上半身は腹筋ゼロでオナカがべろんべろん。当然ワタシ自身の体を制御できない。
アイコンで使っている「黒鳥のグランフェッテ」。ぐるんぐるん回っているでしょ。
あれ、1年半前なら回れたの。でも今はxxx。うううぅ。
1年前、2年前、いわゆる独りモノ時は余裕で体が自然と動いていたことが今できない。もどかしいあまり。

トゥシューズで踊るの怖い

大先生がこの惨状をご覧になったら、さぞお嘆きになるだろう。

少しでも早く、こんな状況から脱却したいと願う毎日。

今日のお天気:曇りのち雨
今日の写真:寄らば大樹の陰
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by erierineko | 2004-06-09 13:01 | ヒトリゴト・グチ
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